デフラグについて・・・

 さて、デフラグについてですが、いつ頃からか

デフラグはハードディスクに負担をかけ、寿命を縮める”

と、いう噂が流れていますが、実はこれ語弊があります。正しくは、

”過度のデフラグはハードディスクに負担をかけ、寿命を縮める”

です。上を信じてデフラグしないでいると逆に寿命を縮めてしまいます。

 そもそも、デフラグの役割は断片化したファイルをまとめることにあります。当然、大量のデーターを読み書きする訳なので、ディスクに負担はかかります。これをさけることはできません。しかし、ハードディスクの構造を考えてみてください。ハードディスクは、磁気コーティングがされた円盤に、同心円状にデーターが記録されています。その、記録されたデーターをヘッドと言われるレコードで言う針が内側に、外側に、と行き来しているわけです。そして断片化されていないデーターを読み込むときは、円盤を一方にのみ回転させて、ヘッドは定位置で読み込み続けるので高速です。しかし、断片化したファイルを読み込むときはほぼその逆で、ヘッドはめまぐるしく動き回り円盤も同様に必要以上に回り、データーをかき集めることになってしまいます。低速ですし、その上ハードディスクに負担をかけてしまいます。ですので、

”過度のデフラグは、ハードディスクに負担をかけるが、断片化したファイルを読み書きするのはより負担をかけるので、適度なデフラグは最終的に、ハードディスクの寿命を延ばすことにつながる。”

まぁ、こんなところです。幸い、ウィンドウズは分析後必要性を示してくれるので、これに従っていればよろしいかと。

 ちなみに、読み書き不可の緑のバーですがそこには、システムファイルが存在します。先に入れられたものと、後から追加されたもので分かれますので、いくつに分かれていても不思議ではありません。大抵の場合、サービスパックの数で分かれるか、大きなアップデートで分かれます。空き領域の断片化になっていない限りひとまとめに書き込まれてしまうので、動作に支障はきたしません。ちなみに、「リカバリ前の状態ににている」当然です。アップデートで分かれるので・・・どうしても嫌ならもう一度リカバリーして(ハードディスクにかなりの負担をかけますが)OSのみの状態で、OSのアップデートをしてしまってください。すると、なんということでしょう(ビフォアアフターぎみ)緑のバーが一つにまとまっています。やってみたい方はお試しあれ(保証はしませんがw

 さて、解説して参りましたが、私の説も信憑性が高いと言うだけで、それが正しいかどうかはわかりませんので、本当かどうか知りたい!という方は是非ハードディスクメーカに問い合わせの上、私にも教えてください^^