CLIE

少し、遅れた話になるが、PSPで触れたので少しCLIEに関する話をしようと思う。


 そもそもCLIEとは、ソニーPalmOSを搭載してリリースしたPDA携帯情報端末)で、特筆すべき点は第二期という早くに搭載された、ハイレゾ液晶であろう。ハイレゾ(高画質)液晶により、CLIEによる文章閲覧が非常に見やすくなったのは、当時は衝撃的な出来事だった。PalmOSPocketPCと違い、シングルタスクで同時に複数のことはできなかったが、非常に軽快な動作でPDAとしての実力としては、PocketPCの遙か上を行っていたように思える。しかし、時代の流れには逆らえず、マルチメディア時代に突入してからというもの、PalmOS搭載機に搭載していたDragonBall(本当のCPUの名前)では、スペック的に無理が生じ、世界的にシェアを誇っていたPalmOSは衰退の一途をたどっていった。IBM、ハンドスプリングの撤退により、日本でPalmOS搭載機を販売するのはソニー一社のみとなってしまい。ソニー独自の技術で、マルチメディア機能の強化等が行われ販売されていたのだが、PDA市場そのものの縮小により、遂に終止符が打たれてしまった。
 私は、TH-55という、昨年か一昨年発売された、名機と呼ばれるまでに至った製品を所有していた。電子手帳としての能力に関しては、PalmZaurusPocketPCすべてに触れたことがある私にとって、圧倒的なものだった。しかし、汎用性がひくく文書や表の編集、マルチメディア再生に関しては、変換する必要があったりするなど、マルチメディア向けに開発されたのではなく、マルチメディア向けに強化されいたOSだったがために、底が見えかけていたのもまた一つの事実だ、VZという有機ELを搭載された、ソニー最後の、日本市場で最後のPalmOS機、芸術的なデザインと、美しい画面に彩られたこの機体は、日本市場最後のPalmOS搭載機として、コストパフォーマンスこそ悪かったものも、有終の美を飾ったように私は思える。この最後の製品に関しては、PalmOSというなの機動性重視のOSを搭載されたこの最後の製品に関しては、生産終了前に是非とも購入しようと思う。


 さて、最後、最後と相当熱っぽくなっていたのは、PalmOSという機動性重視のOSが日本市場から消えていった無念を感じ、またこのような機動性が重視されたOSが生まれてくることはおそらく無いだろうという、残念な思いが込められています。


 PalmOSの高い機動性、ZaurusオープンソースLinuxが搭載された高い拡張性、PocketPCに搭載された、様々なマルチメディアに対応する高い時代適合性・・・後記二つのOSは、高い能力を持っていますが、アプリケーション起動まで少々ラグがあります。しかしPalmOSにはそれがありませんでした。その為、手帳としての利便性はPalmOSが圧倒的でした。この高い機動力は非常に魅力的だったと私は思います。今では、開発の利便性からPocketPCユーザーとなっていますが、もし、PalmOSのアプリケーションが手軽に作成することができたら、もし私に高いプログラミング技術があれば・・・・と思うと非常に残念です。PalmOSが日本市場で再び日の目を見る日が来ることを信じて、私の中で一つのOSが終演の時を告げて、去っていきました。