アメ車と日本車

アメ車と日本車、この二つの違いは開発の目的の違いにあるようです。アメ車の特徴といえば、丈夫、ごついボディ、馬力、広い横幅。まさにここにあり、開発コンセプトもここにあるようでした。
 しかし、日本のコンセプトは別のところにありました。小回り、狭い路地でも、島国日本ここに開発のコンセプトがありました。これを実現するためには、横幅は縮めなくてはなりませんし、車体の全長をのばす馬力を追求するなどもってのほかです。
 最近、CMに登場しました。”テントウムシ”こと、スバル360。この車は日本にマイカーを広めた車ですが、その開発時小さな馬力で4人乗りが追求され、そのために求められたのは軽量化と、小さな車に大きな空間です。そのために、もっとも早く削減の対象になったのはボディの鉄板の厚さです。「丈夫にするためには、厚さが必要」これが、それまでの考え方でした。が、平らな物と湾曲した物を比べると湾曲した物の方が圧力につよい、このことが、ボディーを薄くすることにつながり、軽量化につながり、小さな車に大きな空間も実現したのです。ちゃんちゃん♪と、まぁこんなところですか。お国柄が関連していたのです。ちなみに、軽量化の副産物は低燃費そのためアメ車も日本式が増えています。
ちなみに、アメリカで日本車の評価をグーンとのばしたのは、攻略不可能といわれていたアメリカの大気汚染清浄法をクリアーしたホンダの CVCC エンジンです。知らず知らずのうちに日本車のコンセプトが時代の先駆けになっていた。日本車の自動車産業の発展に陰にはこのような物があったのです。
(自分のあまり自慢にならない無駄知識の多さに感嘆orz)