ジャストシステム訴訟問題

私個人としては文章編集ソフトはワードより一太郎。日本語変換に関しても IME より ATOK 派の人間です。
 やはり海外で作成されて、それを翻訳し日本で販売している物と日本で開発された物では、特に文章を扱う面では大きな差が見えてきます。 GUI 、変換候補、スペルチェックなどです。IMEとATOKに至っては、かなりの差があります。 IMEATOK では、誤変換の数が全くと言っていいほど違います。最近は IME も進化を遂げていますが、それでも IMEATOK にかなわないように感じます。


 さて、訴訟問題に関していえば私の持論としては、ツールバー等の GUI に関しては、このようなことになってほしくないと思います。


 そもそも、著作権法は、

「新しいものを考えても持ってかれてしまうので制作意欲がなくなり新しいものが世に出なくなる」



ことが無いように作られているような物ですが、ソフトに関してはもちろん外見も大切ですが中身はより大切です。 GUI の向上及び GUI の盗み合いにより、発生するのは GUI がある程度の意思的では無い形の統一につながり、結果的にユーザーの利便性が向上するように思えますし、むしろそれを実現するために統合ソフトなる物が存在します。 PC 関連製品に関しては非常に早い進歩を遂げていますので、 GUI で争わずに中身で争って頂きたいと思います。 PC 関連に関しては、
「新しいものを考えても持ってかれてしまうので制作意欲がなくなり新しいものが世に出なくなる」
ということはあまり無いように思えますし、むしろ

「新しいものを考えても持ってかれてしまうので、より多くのユーザーの支持を得るべく新技術を開発する」



こうあってほしいものだと思い、また PC 関連技術はこのような争い方を常に続けているように思えます。その面、今回の訴訟の様な出来事は少々違和感を覚えます。
日本企業の中でも、かなりの特許数を誇る松下グループ
少々、特許保護及び主張に凝り固まっているのではないのでしょうか。
ほぼ、手を引いている部門に関して昔の自社の技術をまねされたことに、誇りを持ってもよいのでは無いでしょうか。
過去の特許にすがるような動きは、 PC 関連に関しては特にそのメーカーの開発に対する自信を疑わざる終えなくなります。このようなことが多発すると流れの速い PC 関連では特に、

「新しいものを考えてもすでに存在し特許で保護されていて、制作意欲がなくなり新しいものが世に出なくなる」

こうなってしまうのではないだろうか、と逆に危機感を覚えます。
今回の訴訟は、メーカーの体質にも、特許関連法に関しても、大きな疑問をなげかけさせるように思えます。